更新日:2015/12/01

第11回 英語教育総合学会

日時:1月10日(日)10:50-15:20
場所:関西学院大学 大阪梅田キャンパス K.G.ハブスクエア大阪(アプローズタワー14F)

シンポジウム
「英語の習得と運用を支える脳機能」

コーディネーター&コメンテータ 成田一(大阪大学)

特別講演
「英語(第二言語)の運用と習得をささえる実行機能」門田修平(関西学院大学)
「認知を支える実行機能とメタ認知」表谷純子(関西学院大学)

招待講演
「脳科学やその他の自然科学研究から見た英語教育への示唆」井狩幸男(大阪市立大学)
「リスニング能力の向上とメタ認知能力の関連について」上田眞理砂(立命館大学)

参加費:500円
当日、講演者の近著の割引販売を行います。
懇親会(3000円~4000円予定)にご参加の方は12月20日までに連絡ください。
一般の方の参加歓迎。直接会場にお越し下さい。駐車場はありません。
問い合わせ:事務局 orchid-e [AT] kcc.zaq.ne.jp (メール送信の際は [AT] を @ に変更してください)

シンポジウムの理念

日本人にとって、英語を口頭運用することは非常に困難だが、母語にない文法操作もどうにか半自動化までは近づくことができる。シンポジウムでは、メタ認知能力を中心に脳の機能と言語習得と熟達化のメカニズムを理論的に考察するとともに実験ならびに実践面における様々な取り組みを紹介し、英語教育の在り方についても提案・討議する。

講演概要

門田講師 英語(第二言語)の運用と習得を支える前頭連合野の実行機能とメタ認知について、バイリンガリズムやワーキングメモリなど関連分野の研究成果をもとに、検討する。

表谷講師 メタ認知は認知の司令塔として機能するが、不適切なメタ認知知識はメタ認知活動の失敗に繋がる。そこでメタ認知が司令塔として英語習得に適切に機能する実践例を紹介する。

井狩講師 気づき及び言語運用の熟達化・自動化について、大脳、大脳基底核、中脳、小脳の機能を基に、自己組織化、同期、非線形理論の視点も考慮に入れながら、分析・考察する。

上田講師 リスニング能力の向上には3つのメタ認知能力が関連していることが実験から明らかになっている。それを踏まえ、リスニングを指導する教員が知っておきたいことを紹介する。