更新日:2016/12/06

第13回 英語教育総合学会

日時:1月9日(月)13:00-17:20
場所:関西学院大学 大阪梅田キャンパス K.G.ハブスクエア大阪14F

シンポジウム
英文読解の脳内メカニズムと効果的な指導

「英文読解の脳内処理」井狩幸男(大阪市立大学)

「楽しい英文読解で伸びる英語力―小中連携の効果的な指導―」畑江美佳(鳴門教育大学)

「英文読解の授業をどう運用力に繋ぐか?」大平佑有子(渋谷教育学園)

「自動翻訳と学生の読解力」成田一(大阪大学)

「シャドーイング・音読が伸ばす英語の発話力」門田修平(関西学院大学)

全体討論

参加費:500円、どなたでも参加可能。一般の方歓迎。直接会場にお越し下さい。
懇親会(3000円~4000円予定)にご参加の方は12月25日までに連絡ください。
連絡/問い合わせ 事務局 orchid-e [AT] kcc.zaq.ne.jp (メール送信の際は [AT] を @ に変更してください)
駐車場はありません。

シンポジウムの理念

外国語教育の目標は「コミュニケーション能力の育成にある」とする文科省の指針に沿って、学校教育の現場では、文法や読解の時間を削減していきなり英会話や「英語での授業」に舵を切る傾向もある。だが、英語の基礎力が脆弱なままだと、定型表現のキャッチボールか教室英語を使った薄っぺらな内容の授業に陥ってしまうだけでなく、授業について行けない生徒も溢れるのが実情だ。近年、園児期からの早期英語教育が次第に浸透しつつあり、中学入試に中卒や高卒レベルの英語の試験が出題されるなど、英語教育は大きな変革の時期を迎えつつある。しかし、変革への過渡期の現在、中高生の英語運用力は、母語と極めて異質な英語の主要な文法をしっかりと学び、読解でそれを鍛え、作文力を磨く。さらに英語の激しい発音変容のメカニズムを習得し、聴き取りと発話につなげる。そうした道筋を踏んで育てることが不可欠だ。シンポジウムでは、特に脳機能を踏まえて、読解力を効果的に育成し、運用力へつなげて行く可能性を探りたい。